【天王寺区】大阪初摘発、「ゾンビたばこ」指定薬物エトミデートを使用した疑い 男女2人を逮捕・送検

■概要

【事件名】大阪市天王寺区指定薬物使用事件
【捜査機関】近畿厚生局麻薬取締部
【逮捕・送検日】2026年2月26日

本件は、「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物エトミデートを含む複数の薬物を使用・所持したとして、大阪市在住の男女2人が医薬品医療機器法違反等の疑いで逮捕・送検された事案である。

■事案の概要

近畿厚生局麻薬取締部によると、●●容疑者(32・無職・大阪市天王寺区在住)および〇〇容疑者(24・無職・同区在住)は、2026年1月中旬から下旬にかけて、覚醒剤・エトミデート・大麻などを体内に摂取・使用した疑いがある。2人は同居しており、1月26日に覚醒剤約4グラムおよび大麻約4グラムを自宅で所持したとして先行逮捕されていた。

■押収品

2人の自宅から以下が押収されている。

エトミデート付着カートリッジ27本、覚醒剤約15グラム、大麻植物片約52グラム、コカインなど麻薬3種類

■発覚の経緯

薬物密売に関するSNS投稿をサイバーパトロールで発見したことを端緒に、同部が2026年1月以降、2人を密売グループの関係者とみて捜査を進めていた。

■被疑者の供述

2人はエトミデートの使用を認めており、「過度に使用してふらふらして倒れることもあった」「強い渇望感があり、使用後3日くらいは砂漠の中で水を欲するくらいの衝動があった」などと供述。「数百万円は購入に使ったのではないか」とも話しているとされる。

●容疑者はエトミデートについて、2024年10月ごろからSNSで知り合った密売人からサンプルとして入手したのが最初だったと供述している。

■エトミデートについて

エトミデート(通称「ゾンビたばこ」)は、一部の国で鎮静剤などの医療品として使用されているが、日本国内では未承認の指定薬物である。過剰摂取により手足のけいれんや意識喪失を引き起こすことから、その通称で呼ばれている。なお、同部によるエトミデート使用容疑の検挙は本件が初となる。

■総合整理

本件は、新興指定薬物エトミデートの乱用が大阪でも確認された初の検挙事例である。覚醒剤・大麻・コカインなど複数の薬物との併用や、SNSを介した密売ネットワークとの関与が疑われており、余罪および密売グループの全容解明が今後の焦点となるとみられる。同部は引き続き厳重な捜査を進める方針としている。

■出典

・朝日新聞(2026年2月26日報道)

「ゾンビたばこ」使った疑い、男女2人逮捕「強い渇望感があった」:朝日新聞
「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物エトミデートを使用したなどとして、近畿厚生局麻薬取締部は26日、20代と30代の男女2人を医薬品医療機器法違反(指定薬物の使用)などの疑いで逮捕、送検したと発表した…
タイトルとURLをコピーしました