■概要
【事件名】太子町「箱乗り」3人死傷事故
【発生場所】大阪府太子町の府道など
【容疑者】大阪府内の会社員の男(19)
【容疑】殺人未遂、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)
【捜査機関】大阪府警富田林署
【捜査段階】逮捕
■逮捕
大阪府警富田林署は2026年10月6日、知人男性を乗用車の窓枠に座らせた状態で急加速や蛇行運転を繰り返し、事故を起こして同乗者3人を死傷させたとして、大阪府内に住む会社員の男(19)を殺人未遂と危険運転致死傷の疑いで逮捕した。
男は警察の調べに対し、事故当時の状況について「覚えていない」と述べ、容疑を否認しているという。
■事件の概要
逮捕容疑は2026年1月4日未明、奈良県から大阪府太子町方面へ乗用車を運転していた際、後部座席の窓枠に知人男性を座らせる、いわゆる「箱乗り」の状態で急加速や蛇行運転を繰り返したというもの。
その後、車は太子町の府道で標識柱などに衝突した。
事故により助手席の女性(19)が死亡したほか、箱乗りをしていた男性と別の同乗男性が重傷を負った。4人は知人同士だったという。
■「箱乗り」は強制されたとみて捜査
警察はドライブレコーダーなどを解析した結果、窓枠に座っていた男性が自ら進んで箱乗りをしていたのではなく、運転していた男から促され、一定時間その状態を続けさせられていた可能性があるとみている。
読売テレビによると、ドライブレコーダーには、運転していた男が男性に箱乗りをするよう促す音声も残されていたという。
■「未必の故意」で殺人未遂容疑
箱乗りをしていた男性に対しては、危険運転致傷ではなく「殺人未遂」の容疑が適用された。
大阪府警は、危険な状態にある男性を乗せたまま急加速や蛇行運転を続けた状況などから、死亡する危険性を認識しながら運転を続けたとして、いわゆる「未必の故意」があったと判断したとみられる。
一方、車内にいた女性と別の男性については、車の進行を制御することが困難なほどの高速度で運転して事故を起こしたとして、危険運転致死傷容疑が適用されている。
■3人に対して異なる容疑
今回の事件では、同じ車に乗っていた3人の死傷について、被害者の置かれていた状況によって適用された容疑が分かれている。
箱乗りをさせられていた男性については、運転行為によって死亡する可能性を認識していたかが問題となる殺人未遂容疑、車内にいた2人については、制御困難な高速度による運転と死傷結果との関係を問う危険運転致死傷容疑として捜査されている。
警察はドライブレコーダーの記録などをもとに、箱乗りに至った経緯や事故当時の運転状況を詳しく調べている。
■出典
- 産経新聞 2026年10月6日
- 読売テレビ 2026年10月6日

- 関西テレビ 2026年10月6日



