■概要
【事件名】指定薬物・覚醒剤密輸事件
【裁判所】大阪地裁
【被告人】トゥーラー・ガンワラ(31)
【国籍】タイ
【事件類型】指定薬物・覚醒剤の密輸
【裁判段階】判決
【判決】拘禁刑5年・罰金100万円
【求刑】拘禁刑10年
■判決
大阪地裁は2026年9月18日、指定薬物のエトミデート、通称「ゾンビたばこ」や覚醒剤をタイから密輸したなどの罪に問われたトゥーラー・ガンワラ被告(31)に、拘禁刑5年と罰金100万円を言い渡した。
検察側は拘禁刑10年を求刑していた。
■事件の概要
起訴状や判決などによると、トゥーラー被告は2025年11月、仲間と共謀し、タイから航空機で関西国際空港にエトミデート入りのカートリッジや覚醒剤約1キロを持ち込んだとされる。
覚醒剤は末端価格約6000万円相当とされ、エトミデートが大阪府内で摘発されたのは当時初めてだった。
■被告人の主張
トゥーラー被告は、エトミデートの密輸については認める一方、覚醒剤については認識していなかったとして争っていた。
■検察側の主張
検察側は、薬物が発見されにくいよう巧妙に隠されていたことなどから、国際的な密輸組織による悪質な犯行だと指摘。
違法薬物を大量に国内へ持ち込もうとしたとして、拘禁刑10年を求刑した。
■大阪地裁の判断
大阪地裁は、スーツケースを運ぶ対価として月収の5倍以上にあたる報酬を約束されていたことなどから、トゥーラー被告が違法薬物が入っている可能性を認識していたと判断した。
報酬を伴う薬物の運搬について「重い犯罪」と評価した一方、交際相手からスーツケースを運ぶよう持ちかけられた経緯や、中身について電子たばこと説明されていたことなどから、事件に巻き込まれた側面も否定できないとした。
これらを踏まえ、拘禁刑5年と罰金100万円を言い渡した。
■出典
- MBSニュース 2026年9月18日

“ゾンビたばこ”など密輸しようとしたタイ国籍の女 拘禁刑5年の判決 大阪地裁「報酬も約束されていて重い犯罪」 | MBSニュース | 関西の最新ニュースを分かりやすく。
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