【大阪地裁】高齢患者3人への暴行事件 元看護助手に懲役2年・執行猶予4年の有罪判決

■概要

【事件名】 優心会厚生病院高齢患者暴行事件
【裁判所】 大阪地裁
【被告人】 ●●(23)
【罪名】 傷害、暴行
【裁判段階】 判決

■判決

大阪地裁は2026年7月14日、勤務先の病院で高齢患者3人に暴行を加えたとして傷害や暴行の罪に問われた元看護助手の●●被告(23)に対し、懲役2年、執行猶予4年(求刑・懲役2年)の判決を言い渡した。

■事件の概要

判決によると、●被告は大阪市生野区の優心会厚生病院に看護助手として勤務していた2024年から2025年にかけて、認知機能が低下した70代から90代の入院患者3人に対し、暴行を繰り返した。

70代女性患者の指を熱湯につけたり、加熱したヒーターパッドを手のひらに押し当ててやけどを負わせたほか、別の女性患者の顔を平手で複数回たたき、腹部や足を蹴る、湯飲みを投げつけるなどの暴行を加えた。

さらに、90代男性患者の頭に段ボール箱をかぶせ、平手でたたいたうえ腰を押して転倒させるなどした。

■裁判での経過

●被告はこれまでの裁判で起訴内容を認めていた。

検察側は、認知機能が低下し抵抗できない患者に対する一方的な暴行であり、患者が怒る様子を撮影して仲間内で共有し面白がっていたなどとして、懲役2年を求刑した。

■大阪地裁の判断

大阪地裁は、

「抵抗や助けを求めることができない被害者らへの一方的な暴行で、被害者の尊厳を踏みにじる常習的で卑劣かつ悪質な犯行」

と厳しく非難した。

さらに、

「以前から同僚と患者への加害行為を動画で撮影し、仲間内で共有して面白がるなど、自身の鬱憤を晴らしていた。身勝手で醜悪な動機に酌量の余地はない」

と指摘した。

一方で、起訴内容を認めて反省していることや、今後は同種の職業に就かず再犯防止を図る姿勢が示されていることなどを考慮し、懲役2年、執行猶予4年の判決を言い渡した。

■出典

  • MBSニュース「【速報】高齢患者の指を熱湯につけさせ火傷…暴行を繰り返した罪の元ヘルパーの男に有罪判決 大阪地裁」(2026年7月14日)
【速報】高齢患者の指を熱湯につけさせ火傷…暴行を繰り返した罪の元ヘルパーの男に有罪判決 大阪地裁「動画を撮影し仲間内で盛り上がるなど醜悪」 | MBSニュース | 関西の最新ニュースを分かりやすく。 (1ページ)
大阪市の病院で高齢の患者に暴行を繰り返した罪に問われた元ヘルパーの男に対し、大阪地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。判決によりますと大阪市生野区の奥野順葵被告(23)はヘルパーとして勤務し… (1ページ)
  • 関西テレビ「高齢の入院患者3人を暴行した罪などに問われた元看護助手の男に執行猶予付き有罪判決」(2026年7月14日)
高齢の入院患者3人を暴行した罪などに問われた元看護助手の男に執行猶予付き有罪判決 「被害者の尊厳を踏みにじる卑劣で悪質な犯行」大阪地裁
高齢の入院患者を暴行した罪などに問われた男の裁判で、大阪地方裁判所は執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。元看護助手の奥野順葵被告(23)は、当時勤務していた大阪市生野区の病院で70代~90代の患者3人を暴行した罪などに問われています。…
  • 読売テレビニュース「『被害者の尊厳を踏みにじった』『卑劣かつ悪質』高齢患者虐待の元看護助手の男に有罪判決 大阪地裁」(2026年7月14日)
「被害者の尊厳を踏みにじった」「卑劣かつ悪質」高齢患者虐待の元看護助手の男に有罪判決 大阪地裁(2026年7月14日掲載)|YTV NEWS NNN
大阪市生野区の病院で、高齢の入院患者らを繰り返し暴行したなどとして傷害や暴行の罪に問われている元看護助手の男に対し、大阪地裁は、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
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