■概要
【事件名】東住吉区元妻殺害事件
【裁判所】大阪地裁
【判決日】2026年6月15日
【被告人】橋野忠司被告人(53)
【判決】懲役16年
【求刑】懲役18年
■事件概要
橋野忠司被告人(53)は、2024年11月、大阪市東住吉区のマンションで元妻の橋野美保さん(当時52)をナイフで刺して殺害したとして、殺人罪に問われた。
6月15日、大阪地裁の裁判員裁判で判決が言い渡された。
■認否
橋野被告人は、これまでの公判で殺害したこと自体は争わなかったものの、
「記憶がなかったので、“殺意を持って”というのは分からない」
と述べ、殺意を否認した。
■弁護側の主張
弁護側は、
「事件当時、橋野被告人は精神障害の影響により、善悪を判断し行動を制御する能力が著しく低下していた」
として、心神耗弱状態にあった可能性を主張し、刑の減軽を求めた。
■検察側の主張
検察側は、
「被害者を逆恨みし、自分の思い通りにならないことへの怒りから感情のままに殺害した」
と指摘。
さらに、犯行後に親族へ謝罪のメッセージを送っていたことなどから、
「行為の善悪を認識し、行動をコントロールする能力は保たれていた」
として完全責任能力があったと主張した。
■判決内容
大阪地裁は、橋野被告人に懲役16年の実刑判決を言い渡した。
判決では、
「何度も被害者を突き刺し、その後も犯行を継続していた」
と指摘。
そのうえで、
「強固な殺意に基づく犯行であり、悪質極まりない」
と非難した。
■争点
本件では、
- 殺意の有無
- 精神障害による責任能力の程度
- 心神耗弱が認められるか
が主な争点となった。
大阪地裁は弁護側の心神耗弱の主張を採用せず、完全責任能力を前提とした量刑判断を示したとみられる。
■出典

【速報】復縁迫りナイフで元妻を刺す 殺人の罪に問われている男に懲役16年の実刑判決 大阪地裁(2026年6月15日掲載)|YTV NEWS NNN
大阪市内のマンションで元妻をナイフで刺し殺した罪に問われている男の裁判員裁判で、大阪地裁は15日、懲役16年の実刑判決を言い渡しました。

【判決】「強固な殺意、悪質極まりない」元妻を殺害した罪 53歳男に懲役16年の実刑判決 大阪地裁(2026年6月15日掲載)|YTV NEWS NNN
元妻をナイフで刺すなどして殺害した罪に問われている男の裁判員裁判で、 大阪地裁は懲役16年の実刑判決を言い渡しました。
■逮捕時の報道
- 東住吉マンション女性刺殺、元夫を容疑で逮捕「覚えていないが殺したと思う」…自宅から血の付いた刃物(2024年11月11日)

東住吉マンション女性刺殺、元夫を容疑で逮捕「覚えていないが殺したと思う」…自宅から血の付いた刃物
【読売新聞】 大阪市東住吉区のマンションで10日夜、女性が刺されて死亡する事件があり、大阪府警は11日、女性の元夫で職業不詳、橋野忠司容疑者(51)(大阪府松原市)を殺人容疑で逮捕した。調べに「元妻を殺したのかどうかは覚えていない。
- 52歳女性は失血死、刃物の傷39カ所 元夫に帰宅時襲われたか 大阪・東住吉の刺殺事件(2024年11月13日)
52歳女性は失血死、刃物の傷39カ所 元夫に帰宅時襲われたか 大阪・東住吉の刺殺事件
大阪市東住吉区のマンションで10日夜、住人の橋野美保さん(52)が刺殺された事件で、大阪府警は12日、司法解剖の結果、死因は胸や腹を刺されたことによる失血死だ…

