【大阪地裁】西成の焼肉店店長殺害 正当防衛の主張退け42歳男に拘禁刑17年

■概要

【事件名】大阪・西成焼肉店店長殺害事件
【裁判所】大阪地裁
【被告人】酒井竜行(42)
【被害者】岸本隆浩(当時45)
【罪名】殺人、暴行など
【裁判段階】判決
【判決】拘禁刑17年
【求刑】拘禁刑19年

■判決

大阪地裁は2026年9月18日、大阪市西成区の焼肉店で店長の岸本隆浩さん(当時45)を殺害したなどとして、殺人や暴行などの罪に問われた飲食店従業員・酒井竜行被告(42)に、拘禁刑17年の実刑判決を言い渡した。

検察側は拘禁刑19年を求刑していた。

■事件の概要

起訴状などによると、酒井被告は2026年1月、大阪市西成区の焼肉店で岸本さんに暴行を加えたうえ、包丁で刺して殺害したなどとされる。

酒井被告は暴行したことは認めたものの、殺人については殺意を否定。被害者が落とした包丁を拾って刺したと説明していた。

■弁護側の主張

弁護側は、酒井被告に殺意はなく、被害者からの攻撃に対する行為だったとして、正当防衛が成立すると主張した。

また、正当防衛が認められない場合でも過剰防衛にあたるとして、殺人について無罪を主張していた。

■検察側の主張

検察側は、被害者が背を向けた状況で刺したとみられることなどから、防御のための行為ではなかったと主張した。

また、身体の重要な部分と認識しながら強い力で刺したとして殺意があったと指摘し、拘禁刑19年を求刑していた。

■大阪地裁の判断

大阪地裁は、酒井被告の側から先に攻撃していたと認定し、弁護側の正当防衛の主張を退けた。

殺意についても、酒井被告が殺意をもって刺したと認定した。

さらに、殺害に至るまでに暴行や脅迫を重ねていたことなどを踏まえ、生命や人格の尊厳を軽視した悪質な犯行だったと評価し、拘禁刑17年を言い渡した。

■出典

読売テレビ 2026年9月18日

大阪・西成の焼肉店店長刺殺事件 「正当防衛」主張の店の関係者の男に実刑判決 大阪地裁(2026年9月18日掲載)|YTV NEWS NNN
大阪市西成区の焼肉店で店長の男性を包丁で刺し殺害した罪などに問われる店の関係者の男の裁判員裁判で、大阪地裁は18日、拘禁刑17年の実刑判決を言い渡しました。
「正当防衛の主張は採用できない」飲食店の店長を殺害した罪 被告の男に拘禁刑17年の判決 大阪地裁
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