【大津地裁】夫へのメタノール傷害事件で妻に無罪判決 懲役9年求刑も「犯人性を認定できない」

■概要

【事件名】夫へのメタノール傷害事件
【裁判所】大津地裁
【被告人】●●(36)
【罪名】傷害
【裁判段階】判決・控訴断念
【判決】無罪
【求刑】懲役9年

■事件の概要

●被告は2023年9月、滋賀県栗東市の当時の自宅で、夫にメタノールを摂取させ、メタノール中毒による視力障害を負わせたとして傷害罪で起訴された。

●被告は公判で「そのような事実はない」と一貫して犯行を否定し、無罪を主張していた。

■検察側の主張

検察側は、夫が口にした飲食物の多くを●被告が提供していたことや、事件前に●被告がメタノールを含む燃料用アルコールを購入していたことなどを指摘。

第三者が夫にメタノールを摂取させる機会もなかったとして、●被告が犯人であると主張し、懲役9年を求刑した。

■弁護側の主張

弁護側は、●被告が夫にメタノールを摂取させたことを直接裏付ける客観的な証拠はないと反論。

検察側の立証だけでは●被告を犯人と認定できないとして、無罪を求めた。

■無罪判決

大津地裁(徳井隆一裁判官)は2026年9月3日、●被告に無罪を言い渡した。

裁判所は、夫が自らメタノールを摂取した可能性について合理的な疑いを排除できないと判断。そのため、●被告が夫に摂取させたと認定することはできないとした。

■検察が控訴断念

大津地検は9月17日、無罪判決について控訴しない方針を明らかにした。

大津地検は「判決を覆すに足る証拠が必ずしも十分でない」と説明しており、控訴期限の経過により●被告の無罪が確定することになった。

■出典

  • 産経新聞 2026年7月17日
夫にメタノール飲ませ視力障害負わせた妻 大津地検控訴せず 無罪確定へ
滋賀県栗東市の当時の自宅で2023年、夫にメタノールを飲ませて視力障害を負わせたとして傷害罪に問われた妻(36)を無罪とした3日の大津地裁判決について、大津地…
  • 産経新聞 2026年9月3日
夫がメタノールで視力障害 傷害罪で起訴の妻に無罪判決 滋賀
滋賀県栗東市の当時の自宅で2023年、夫にメタノールを飲ませて視力障害を負わせたとして傷害罪に問われた妻森崎愛美被告(36)=同県湖南市=の判決で大津地裁(徳…
  • 産経新聞 2026年9月2日
夫にメタノール飲ませ視力障害 傷害罪の妻に懲役9年求刑 弁護側は無罪を主張
滋賀県栗東市の当時の自宅で2023年、夫にメタノールを飲ませて視力障害を負わせたとして傷害罪に問われた妻、森崎愛美被告(36)=同県湖南市=の公判が2日、大津…

■判例

  • 令和6(わ)429 傷害被告事件
    • 令和8年9月3日 大津地方裁判所
裁判例結果詳細

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