【和歌山地裁】紀の川大橋多重事故 危険運転致死傷罪に問われた女が無罪主張 不起訴経て事故から約5年で初公判

■概要

【事件名】紀の川大橋多重事故事件
【発生地】和歌山市・紀の川大橋
【報道日】2026年6月1日
【裁判段階】初公判
【被告人】西馬淳子被告人(56)

■事件概要

2021年7月、和歌山市の紀の川大橋で発生した多重事故で、原付バイクを運転していた竹田汐里さん(当時22)が死亡した。

起訴状によると、西馬淳子被告人は、てんかんの影響で正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で乗用車を運転し、橋の上で発作による意識障害に陥って事故を起こしたとされる。その衝撃で汐里さんの原付バイクに衝突し、死亡させたなどとして、危険運転致死傷などの罪に問われている。

■起訴までの経緯

和歌山地検は2022年、西馬被告人を嫌疑不十分として不起訴処分とした。

これに対し、遺族が検察審査会に審査を申し立てた。検察審査会は、西馬被告人が事故前に医師から2回にわたり運転を禁止する旨の注意を受けていたことなどを踏まえ、「自動車運転に対する危機意識が甘すぎると評価せざるをえない」として不起訴不当を議決した。

その後、和歌山地検が再捜査を行い、2024年に西馬被告人を起訴した。

■初公判

2026年6月1日に和歌山地裁で初公判が開かれた。

西馬被告人は事故を起こしたこと自体は認めたものの、「自分はてんかんではないと思っていた。運転しているときに意識障害が起きるとは思っていなかった」と述べた。

弁護側は無罪を主張した。

■検察側の主張

検察側は冒頭陳述で、西馬被告人が夫に対し、LINEで「主治医にはてんかんのことを言わないでほしい」などと送信していたと指摘した。

また、事故直後に同乗していた姉からの問いかけに対し、「てんかんよ」と答えていたと主張した。

■遺族の思い

事故で娘を亡くした竹田さん夫妻は、不起訴処分後に検察審査会への申し立てを行った。

父親は初公判を前に、「相手に悔やんでほしい結果がつくことを願います」と胸中を語った。

■出典

「お別れも言えず突然…娘は顔じゅう傷だらけ」多重事故に巻き込まれ22歳の娘が死亡 一時は“不起訴”も5年経て女の初公判 被告は無罪主張「てんかんではないと…」遺族の思いは【裁判詳報】 | MBSニュース | 関西の最新ニュースを分かりやすく。 (1ページ)
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