■概要
【事件名】京都市会社役員名誉毀損・恐喝未遂事件
【発生場所】京都市左京区など
【容疑者】池田実貴(28)・動画配信会社役員、YouTuber「新宿109 KENZO」
【容疑】名誉毀損
【逮捕日】2026年10月14日
【捜査機関】京都府警左京署
【関連事件】恐喝未遂容疑で会社役員2人を逮捕
京都市の不動産会社元役員の男性(当時36)について、詐欺師であるかのような内容の動画をインターネット上に投稿し、名誉を傷つけたとして、京都府警左京署は2026年10月14日、YouTuber「新宿109 KENZO」として活動する池田実貴容疑者(28)を名誉毀損容疑で逮捕した。
男性は動画投稿後に死亡しており、母親が告訴していた。
また、同じ男性から現金30億円を脅し取ろうとしたとして、岡山市の会社役員2人も恐喝未遂容疑で逮捕された。
■名誉毀損容疑で逮捕
逮捕容疑は2025年6月14日ごろ、京都市左京区の不動産会社元役員の男性について、本人の画像とともに、詐欺行為に関与しているかのようなテロップを付けた動画をインターネット上に投稿し、名誉を毀損した疑い。
動画には、男性を「M&A詐欺師」などと表現する内容が含まれていたという。
池田容疑者は「詐欺撲滅」を掲げて動画配信活動を行い、これまでに700本以上の動画を投稿。チャンネル登録者は約103万人に上ると報じられている。
警察の調べに対し、池田容疑者は「弁護士と話してから話す」などと述べ、認否を留保している。
■恐喝未遂容疑で会社役員2人を逮捕
京都府警は同日、岡山市の会社役員、赤木誠容疑者(46)と安田裕貴容疑者(35)を恐喝未遂容疑で逮捕した。
2人は2025年5月、男性に対し、追及する内容の動画を公開すると告げるなどして、現金30億円を脅し取ろうとした疑いが持たれている。
男性は、赤木容疑者らとの間で会社の売買をめぐるトラブルを抱えており、警察に相談していたという。
■動画投稿と恐喝未遂事件の関係
警察によると、問題となった動画には、男性が岡山市の会社と協議する場面が映っていた。
この映像は、赤木容疑者が男性を呼び出した際に撮影されたものとされ、後に池田容疑者のアカウントから公開されたという。
京都府警は、動画の撮影・投稿に至る経緯や、池田容疑者と赤木容疑者らの関係について調べている。
なお、現時点で池田容疑者が逮捕された容疑は名誉毀損であり、恐喝未遂容疑で逮捕されたのは赤木、安田両容疑者である。
■被害男性の母親が告訴
被害を訴えていた男性は、動画が投稿された翌月の2025年7月ごろに死亡した。
男性は生前、会社の売買をめぐるトラブルについて京都府警に相談していたという。
その後、男性の母親が動画による名誉毀損について告訴し、府警が捜査を進めていた。
男性の死亡と動画投稿との因果関係については、今回の報道では明らかになっていない。
■今後の捜査
今回の事件では、会社間の取引をめぐるトラブルを背景に、相手方への金銭要求と動画公開が行われた疑いが持たれている。
京都府警は、動画の制作・公開に至る経緯や、関係者間の連絡状況などを調べるとみられる。
また、名誉毀損罪の成立については、動画で示された内容が社会的評価を低下させる事実の摘示に当たるかに加え、公共性・公益目的・真実性などが問題となり得る。
ただし、今回の逮捕段階では、動画内容の真偽や違法性について裁判所の判断が示されたわけではない。
■出典
- 朝日新聞 2026年10月15日

- 関西テレビ 2026年10月14日





■関連する報道

- 「中傷動画で自殺」ユーチューバーらを提訴 不動産会社元役員の母親(2026年10月15日)



■その後の報道
- ユーチューバーの男と共謀し京都市の会社役員を「詐欺師」などと誹謗中傷する動画を投稿した名誉毀損の疑い 動画を編集した男(33)を逮捕(2026年10月27日)


