■概要
【事件名】大阪・京橋風俗店3店舗公然わいせつ事件
【発生場所】大阪市都島区片町・京橋駅近くのビル
【容疑者】加藤和久(58)・風俗店実質経営者
【逮捕者】経営者、従業員、客など計16人
【容疑】公然わいせつ
【容疑期間】2026年7月~10月(経営者の逮捕容疑)
【摘発日】2026年10月20日
【発表日】2026年10月21日
【捜査機関】大阪府警生活安全特別捜査隊
【認否】容疑を認める
2026年10月20日、大阪府警は大阪市都島区の京橋駅近くにある風俗店3店舗を一斉摘発し、実質経営者の加藤和久容疑者(58)ら計16人を公然わいせつの疑いで逮捕した。
店舗では、外部から容易に見える接客スペースで客に性的サービスを提供していた疑いが持たれている。
店内からは警察の立ち入りに備えた対応マニュアルが見つかり、出入口には監視用のカメラが設置されていた。
警察は、3店舗の年間売上が約5億円に上るとみて、営業実態や資金の流れを調べている。
■事件の概要
摘発されたのは、大阪市都島区片町の同じビルに入居する次の3店舗。
- Jan☆Jan(JanJan)
- CANDY SPLASH
- Honey BunBun
警察によると、店舗には高さ約1メートルの仕切りで区切られた接客スペースが6~7か所設けられていた。
しかし、各スペースには扉がなく、第三者から容易に見える構造だった。
警察は、こうした場所で客に性的サービスを提供していたことが、公然わいせつに当たると判断した。
■事件発覚の経緯
2025年12月、大阪府警都島署に、京橋駅前のビルで違法な性的サービスを提供している店舗があるとの情報が寄せられた。
警察は情報提供を受けて捜査を開始し、店舗の営業実態を調べていた。
加藤容疑者については、2026年7月から10月にかけて、従業員らと共謀して3店舗で公然わいせつ行為をさせた疑いが持たれている。
■一斉摘発・逮捕
2026年10月20日、大阪府警は約140人態勢で店舗が入るビルを一斉摘発した。
翌21日、生活安全特別捜査隊は、実質経営者の加藤容疑者ら男女計16人を公然わいせつの疑いで逮捕したと発表した。
逮捕者には店舗関係者のほか、客も含まれている。
一部の逮捕者はすでに釈放され、任意で捜査が続けられている。
加藤容疑者らは、容疑を認めているという。
■警察対策マニュアルを押収
警察は、店舗内から警察の立ち入りに備えた「警察マニュアル」を発見した。
マニュアルには、警察が来た際に照明を点滅させて店内に知らせることや、客に衣服を着るよう案内することなどが記されていたという。
また、ビルの出入口や非常階段には複数の防犯カメラが設置され、建物の前には見張り役も配置されていた。
平日の特定の時間帯には、警察の立ち入りが多いとして客の入店を制限していたとされる。
しかし、20日の一斉摘発では、店舗側が警察の接近に気づくのが遅れ、マニュアルに記された対応は行われなかったという。
■営業実態と売上
警察によると、各店舗には1日あたり約100~150人の客が訪れていたとみられる。
店舗のホームページでは、20分3500円などの料金が案内されていた。
加藤容疑者らは、3店舗の年間売上が合計約5億円に上るという趣旨の供述をしている。
また、加藤容疑者の自宅からは現金約2800万円が見つかった。
警察は、売上の実態を調べるとともに、収益が暴力団などに流れていなかったかについても捜査している。
■公然わいせつ容疑について
今回の摘発では、性的サービスを提供していたこと自体だけでなく、接客スペースが第三者から容易に見える構造だったことが問題とされた。
刑法174条の公然わいせつ罪では、不特定または多数の人が認識できる状態で、わいせつな行為が行われたかどうかが問題となる。
店舗が屋内にあり、接客スペースが仕切られていても、その構造や利用状況によっては「公然性」が認められる場合がある。
大阪府警は、今回の店舗について、仕切りはあるものの扉がなく、他の客などから容易に見える状態だったことを重視した。
なお、これは捜査段階における警察の判断であり、犯罪の成否は今後の刑事手続きで判断される。
■今後の捜査
大阪府警は、3店舗の営業実態や経営体制、売上の管理状況について調べを進めている。
また、店舗で得られた収益が暴力団などに流れていなかったかについても捜査している。
逮捕された16人のうち一部は釈放されており、引き続き任意で捜査が行われている。
■出典
読売テレビ(YTV NEWS NNN)2026年10月21日

産経新聞 2026年10月21日
