■概要
【事件名】「少林寺レーシング」交番迷惑行為事件
【発生時期】2026年9月中旬ごろから
【発生場所】大阪府内の交番など
【容疑】建造物損壊など
【逮捕者】中学3年の男子生徒(14)
【検挙・補導人数】7~16歳の少年少女43人
【発表日】2026年10月23日
【捜査機関】大阪府警
【認否】逮捕された男子生徒は容疑を認める
大阪府内で、交番への迷惑行為や110番へのいたずら電話が相次いだ事件で、大阪府警は2026年10月23日、7~16歳の少年少女計43人を検挙・補導したと発表した。
一連の行為は、SNS上で「少林寺レーシング」と呼ばれる動画の影響を受けたものとみられている。
逮捕された中学3年の男子生徒(14)は、SNSで動画を見て警察官をからかう行為が面白そうだと思ったという趣旨の供述をしている。
■事件の概要
2026年9月中旬ごろから、大阪府内で警察官に対する迷惑行為が相次いだ。
警察によると、交番で騒いだり、110番にいたずら電話をかけたりする行為などが確認されている。
大阪府内では関連する迷惑行為が約250件あり、このうち9月25日から10月21日までのいたずら電話は約200件に上ったという。
こうした行為を撮影した動画がSNS上で「少林寺レーシング」と呼ばれ、全国に拡散していた。
■逮捕
大阪府警は2026年9月、府内に住む中学3年の男子生徒(14)を建造物損壊の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は、同年9月下旬、大阪府内の交番のガラス戸を蹴って損壊したというもの。
男子生徒は容疑を認め、SNSで関連動画を見たことがきっかけだったと説明している。
■少年少女43人を検挙・補導
大阪府警が10月23日までに検挙・補導した少年少女は、計43人に上った。
内訳は次のとおり。
| 区分 | 人数 |
|---|---|
| 小学生 | 18人 |
| 中学生 | 20人 |
| 高校生など | 5人 |
| 合計 | 43人 |
43人のうち32人が13歳未満で、最年少は小学1年の男子児童(7)だった。
報道によると、逮捕された男子中学生1人のほか、42人が補導されている。
少年らは、SNSで動画を見て模倣したという趣旨の説明をしているという。
■SNSでの拡散
「少林寺レーシング」は、一部の動画配信者がSNS上で名乗り始めたとされる呼称。
警察への迷惑行為を撮影した動画が投稿・拡散され、全国各地で同様の行為が確認されるようになった。
大阪府警は、府内で相次いだ一連の行為について、SNS動画を模倣したものとみている。
■警察の対応
大阪府警は、いたずら電話などをしないようホームページで注意を呼びかけている。
また、府内の学校に対しても、児童・生徒への注意喚起を求めた。
府警少年課は、一連の行為を悪質な犯罪として厳正に対処する方針を示している。
■事件のポイント
今回の事件では、SNSで拡散された動画をきっかけに、低年齢の児童を含む多数の少年少女が迷惑行為に関与したことが特徴となっている。
また、逮捕と補導は同じ意味ではない点にも注意が必要である。
今回、建造物損壊容疑で逮捕されたのは14歳の男子中学生1人であり、補導された42人全員が逮捕されたわけではない。
日本では14歳未満の少年は刑事責任を問われないが、行為の内容によっては触法少年として児童相談所などによる対応の対象となる。
一方、14歳以上の少年については、刑事事件として捜査され、少年法に基づく手続きが行われる場合がある。
■今後の対応
大阪府警は、同様の迷惑行為の拡大を防ぐため、学校への注意喚起などを続ける方針。
SNS上での動画拡散と模倣行為との関連についても、引き続き警戒している。
■出典
- 毎日新聞 2026年10月23日

- MBSニュース 2026年10月24日

- 関テレ2026年10月23日


