■概要
【事件名】マンジャロ不正販売事件
【発生地】大阪府・奈良県
【報道日】2026年6月2日
【裁判段階】書類送検
【被疑者】22~35歳の男女3人
■事件概要
糖尿病治療薬「マンジャロ」をSNS上で無許可販売するなどしたとして、大阪府警生活環境課は2026年6月2日、医薬品医療機器法違反容疑で大阪府や奈良県の22~35歳の男女3人を書類送検した。
書類送検されたのは、大阪市住吉区のアルバイトの女(29)、奈良県広陵町の大学生の男(22)、大阪府枚方市の会社員の女(35)の3人で、それぞれ別に事件へ関与していたという。
大阪府警によると、3人はいずれも容疑を認めている。
■容疑の内容
会社員の女は2025年12月ごろ、医薬品販売の許可を受けないまま女性2人にマンジャロを約6000~7000円で販売した疑いが持たれている。
また、アルバイトの女と大学生の男は2026年2月中旬ごろ、自宅で販売目的にマンジャロを保管していた疑いがある。
警察によると、3人のうち2人は病院で処方を受けて入手し、残る1人はSNSを通じて入手していた。いずれもSNSで転売を持ち掛けており、大学生の男は約5万円の利益を得ていたとみられている。
■捜査の経緯
大阪府警は、SNS上でマンジャロの不正販売に関する投稿が増加していたことから、2025年末ごろからサイバーパトロールを強化していた。
不正な投稿を調査した結果、3人の関与が浮上したという。
大阪府警によると、マンジャロの不正販売に関する摘発は大阪府内で初めてで、全国的にも珍しいケースだという。
■マンジャロをめぐる問題
マンジャロは2型糖尿病の治療薬として承認されている医薬品で、血糖値を下げる作用に加え食欲を抑制する効果がある。
一方で、近年はSNSなどを通じて「痩せ薬」として注目され、ダイエット目的での使用が広がっている。
専門家は、美容目的での安易な使用について、栄養失調や貧血、骨密度低下のほか、月経異常や不妊の原因となる可能性があると指摘している。また、急性膵炎や肝胆道系障害など重篤な副作用が発生する危険性もあるとして注意を呼びかけている。
■出典
産経新聞(2026年6月2日)
■関連する報道
- MBSニュース(2026年6月6日)
- 【マンジャロ】“痩せ薬”として転売横行…胆石・膵炎など副作用も「寒気が止まらない」本来は糖尿病の治療薬…ダイエット目的での使用は健康被害が出ても『救済適用外』の可能性大(2026年6月6日)


