■概要
【裁判所】京都地方裁判所
【罪名】覚醒剤取締法違反(使用)
【判決日】2026年3月12日
覚醒剤使用の罪に問われた20代女性について、京都地方裁判所 は警察の捜査手続きに重大な違法があったとして、無罪を言い渡した。
■事件の経緯
昨年5月、京都府宇治市で女性が交番を訪れた際、警察官が薬物使用の疑いを持ち職務質問を行った。
女性が歩道上でしゃがみ込んだため、警察官4人が令状なく女性を担いで交番内に運んだ。
その後、尿の捜索差し押さえ許可状を得て尿検査が実施され、覚醒剤成分が検出された。
■京都地裁の判断
京都地方裁判所 は、警察の行為について以下のように判断した。
- 身体の自由を直接的に制限する行為である
- 令状なしの搬送は違法性が重大
- 違法捜査の抑止が必要
■証拠能力の否定
検察側は「必要性・緊急性があった」と主張したが、裁判所はこれを認めず、違法な手続きに基づく尿検査結果を証拠として採用しなかった。
その結果、立証が成立せず無罪となった。
■総合整理
本件は、違法な身体拘束に基づく証拠収集の適法性が争点となった事案である。
裁判所は捜査手続きの違法性を重く見て証拠排除を行い、無罪判決に至った。
■出典
・報道機関記事
違法捜査で覚醒剤使用無罪 令状なく女性担ぎ交番に 京都地裁「違法性の程度は重大」
京都地裁は13日までに、覚醒剤取締法違反(使用)の罪に問われた20代女性の被告に無罪を言い渡した。警察官4人が捜査の過程で、逮捕状などの令状がないのに歩道にし…
■判例
- 京都地方裁判所 第1刑事部 令和8年3月12日
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