■概要
【事件名】大阪市中央区妻傷害致死・死体遺棄事件
【裁判所】大阪地裁
【被告人】黒木佳史(36)
【罪名】傷害致死、死体遺棄など
【裁判段階】初公判(裁判員裁判)
■初公判
大阪地裁で2026年8月19日、妻に暴行を加えて死亡させ、遺体を遺棄したなどとして傷害致死、死体遺棄などの罪に問われた黒木佳史被告(36)の裁判員裁判の初公判が開かれた。
黒木被告は人定質問で裁判長から氏名を尋ねられたが黙秘し、起訴内容についても黙秘した。
弁護側は傷害致死と死体遺棄について罪の成立を争い、「犯罪の立証がなされていない」などとして無罪を主張した。
■事件の概要
起訴状などによると、黒木被告は2024年5月、大阪市中央区の自宅で妻のいずみさん(当時52)に暴行を加えて死亡させ、その後、遺体を車で岡山県周辺まで運び、遺棄したなどとされている。
いずみさんの遺体は現在も発見されていない。
■検察側の主張
検察側は冒頭陳述で、黒木被告が知人に「妻が動かない、自首する」などと電話していたと指摘した。
また、遺体の遺棄に関与したとされ、その後死亡した知人男性が、別の知人に対し、遺体を岡山県まで運び、処理したうえでダムに捨てたとの趣旨の話をしていたと主張した。
報道によると、黒木被告は逮捕前、周囲に妻が動かなくなって死亡したとの趣旨の話をしていたほか、自宅付近の防犯カメラには、黒木被告と知人男性が遺体が入っていたとみられる袋を車に積み込む様子が映っていたとされる。
検察側は、遺体が発見されていない中、こうした供述や防犯カメラ映像などの状況証拠をもとに立証する。
■弁護側の主張
弁護側は、傷害致死と死体遺棄について犯罪の立証がなされていないとして、罪の成立を争う姿勢を示した。
黒木被告自身は、初公判で氏名や起訴内容について黙秘している。
妻の遺体が現在も発見されていない「遺体なき事件」で、検察側が状況証拠によって妻の死亡や黒木被告の関与をどこまで立証できるかが審理の焦点となる。
■出典
- MBSニュース 2026年8月19日

- 読売テレビニュース 2026年8月19日

■関連する報告書
- 【大阪市中央区】妻の遺体未発見の傷害致死事件 夫を起訴 知人には「病院に連れて行ったら生き返った」(2025年3月24日)

