■概要
【事件名】神真都Q会・未承認医薬品譲渡事件
【容疑者】村井大介(57)・一般社団法人「神真都Q会」代表理事ら男性3人
【容疑】医薬品医療機器法違反
【逮捕日】2026年10月15日
【捜査機関】大阪府警阿倍野署
【対象医薬品】イベルメクトールUSP(海外製の抗寄生虫薬)
【事件発生時期】2025年1月~2月
国内で承認されていない海外製の医薬品を会員に郵送したとして、大阪府警阿倍野署は2026年10月15日、一般社団法人「神真都(やまと)Q会」の代表理事、村井大介容疑者(57)ら男性3人を医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕した。
同団体は、新型コロナウイルスのワクチン接種に反対する活動を行っていた。
警察は、少なくとも20人以上に医薬品を渡していたとみて、実態解明を進めている。
■逮捕
逮捕容疑は2025年1月から2月にかけて、厚生労働省の承認を受けていない海外製の抗寄生虫薬「イベルメクトールUSP」を、団体の複数の会員に郵送して渡した疑い。
大阪府警は、村井容疑者ら3人の認否を明らかにしていない。
■事件発覚の経緯
警察によると、神真都Q会の元会員から情報提供があり、事件が発覚した。
捜査の結果、団体の会員に対して未承認医薬品が郵送されていた疑いが浮上した。
警察は、少なくとも20人以上に医薬品が渡されていたとみて、配布の経緯や実態を調べている。
■未承認医薬品について
今回の事件で問題となったのは、海外製の抗寄生虫薬「イベルメクトールUSP」。
主成分のイベルメクチンは、寄生虫感染症などの治療に使用される成分で、日本国内にも承認された医薬品が存在する。
一方、今回郵送されたとされる海外製品は、国内で承認を受けていなかった。
イベルメクチンをめぐっては、SNSなどでがんに効果があるとする情報が拡散しているが、がんの治療薬としての有効性は確立されていない。
今回の逮捕は、イベルメクチンという成分そのものを違法とするものではなく、国内未承認の医薬品を会員に譲渡したとされる行為が問題となっている。
■神真都Q会とは
神真都Q会は、新型コロナウイルスのワクチン接種に反対する活動を行ってきた団体。
米国発の陰謀論運動「Qアノン」から派生した団体とされ、全国各地で新型コロナウイルスの存在を否定する主張などを掲げたデモ活動を実施していた。
今回の事件では、団体の代表理事らが会員に対して未承認医薬品を配布した疑いが持たれている。
■今後の捜査
大阪府警は、医薬品の入手経路や郵送先、配布の規模などについて捜査を進めている。
また、少なくとも20人以上に医薬品が渡されたとみており、配布に関与した人物や具体的な経緯についても調べている。
■出典
産経新聞 2026年10月15日
関西テレビ 2026年10月15日


