■概要
【事件名】西名阪自動車道炎上車遺体事件
【裁判所】大阪地裁
【被告人】浜田達也(38)
【罪名】殺人、死体損壊、業務上横領など
【裁判段階】初公判
■初公判
大阪地裁(久禮博一裁判長)で2026年9月7日、勤務先の整骨院を経営する社長を殺害し、遺体を乗せた車を高速道路上で燃やしたなどとして、殺人や死体損壊、業務上横領などの罪に問われた会社員・浜田達也被告(38)の裁判員裁判の初公判が開かれた。
浜田被告は起訴内容について、
「間違いありません」
などと述べ、認めた。
■事件の概要
起訴状などによると、浜田被告は2025年11月、奈良県大和高田市にある勤務先の社長・定井敏弘さん(当時60)の自宅敷地内の倉庫で定井さんを刃物で殺害したとされる。
その後、定井さんの遺体を車に乗せて大阪府柏原市の西名阪自動車道まで運び、ガードレールに衝突させたうえで車に火を付けたなどとして起訴されている。
■検察側の主張
検察側は冒頭陳述で、浜田被告が2021年4月から約4年半にわたり、院長を任されていた整骨院の売上金計163万円を横領していたと指摘した。
定井さんが院長会議で売上金について調査すると伝えたことから、浜田被告は横領の発覚を恐れ、その翌日に殺害を計画して実行したと主張した。
さらに検察側は、犯行の発覚を免れるため交通事故に見せかけ、証拠を隠滅する目的で車に火を付けたと指摘。浜田被告自身は事故車から脱出したかのように装ったと主張した。
■弁護側の主張
弁護側も起訴内容については争わない方針を示した。
一方、浜田被告が定井さんからパワーハラスメントを受けていたほか、多額の借金を抱えていた事情を挙げた。
また、車への放火には自殺する目的もあったと主張し、こうした事情を量刑で考慮するよう求める方針を示した。
■裁判の争点
浜田被告が起訴内容を認めているため、裁判では殺人や放火などの成立そのものではなく、犯行に至った経緯や動機、量刑が主な焦点となる。
検察側が横領の発覚を免れることが殺害の動機だったと主張する一方、弁護側はパワーハラスメントや借金など被告人が置かれていた事情を挙げ、情状酌量を求めている。
■出典
- MBSニュース 2026年9月7日

- 読売テレビ 2026年9月7日

- 産経新聞 2026年9月7日
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