【大阪地裁】飲食店経営者を刺殺、店員にも重傷負わせた男に懲役20年判決

■判決

大阪地裁は2026年7月15日、飲食代の支払いを巡るトラブルから飲食店経営者の男性を殺害し、同行していた店員にも重傷を負わせたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた大阪府豊中市の会社員・杉本孝裕被告(53)に、**懲役20年(求刑・懲役24年)**の判決を言い渡した。

■事件の概要

判決によると、杉本被告は2025年4月、自宅の集合住宅で、飲食代を請求に訪れた飲食店経営者・竹中維吹さん(当時24)を包丁2本で複数回突き刺すなどして殺害した。

さらに、自宅前の路上では同行していた店員の男性にも切りつけるなどし、殺害しようとした。

犯行後には刃物を持ったまま警察官に対し、

「はよ行け!人死ぬぞ。お前、俺殺人犯になるやんけ」

と大声で叫ぶ様子が映像に記録されていた。

■裁判の争点

杉本被告は、飲食店経営者を切りつけたことは認めたものの、殺害については殺意を否認した。

また、店員に対しては「殺意はなく、切りつけてもいない」と主張した。

一方、検察側は、包丁で何度も刺すなど極めて残忍な犯行であり、殺意は明らかだとして懲役24年を求刑した。

■判決理由

大阪地裁は、刺身包丁が折れた後も出刃包丁を使って攻撃を続けたことなどを踏まえ、

「殺傷能力の高い凶器で多数回にわたって切り付けたり突き刺したりしていて、危険性が非常に高く、強固な殺意に基づく執拗な犯行」

と指摘。

殺意を認定したうえで、杉本被告に懲役20年を言い渡した。

■関連報告書

  • 【大阪地裁】飲食店オーナーら2人を死傷させた事件 初公判で男は殺意を否認
【大阪地裁】飲食店オーナー殺害事件 初公判で被告が殺意を否認
■概要【事件名】豊中市飲食店オーナー殺害事件【裁判所】大阪地裁【被告人】杉本孝裕(53)【罪名】殺人、殺人未遂など【裁判段階】初公判■初公判大阪府豊中市の自宅で飲食店オーナーの男性を殺害し、同じ店の店員の男性にもけがをさせたとして、殺人など…
  • 【大阪府警】飲食代約18万円の支払い免れるため飲食店経営者を刺殺した疑い 男を強盗殺人容疑で再逮捕
【豊中市】飲食代金約18万円の支払い免れるためラウンジ経営者を刺殺した疑い 52歳男を強盗殺人容疑で再逮捕
■概要【事件名】豊中市ラウンジ経営者強盗殺人事件【捜査機関】大阪府警【被疑者】杉本孝裕(52)【容疑】強盗殺人■事件の概要大阪府警は2025年5月21日、ラウンジの飲食代金約18万円の支払いを免れるため、経営者の男性を包丁で刺して殺害したと…

■出典

・MBSニュース「警察に大声で『はよ行け!人死ぬぞ』 飲食代トラブルで経営者刺殺 53歳男に懲役20年の実刑判決」(2026年7月16日)

警察に大声で「はよ行け!人死ぬぞ」 飲食代トラブルで経営者刺殺 53歳男に懲役20年の実刑判決「危険性が非常に高く…執拗な犯行」大阪地裁   | TBS NEWS DIG
飲食店経営者の男性を刃物で殺害した罪などに問われた客の男に対し、大阪地裁は懲役20年の判決を言い渡しました。去年4月に撮影された映像には、犯行後とみられる杉本孝裕被告(53)が刃物を持ち、パトカーに乗…

・ABCニュース「飲食店オーナーら2人を死傷させた罪に問われた男に懲役20年判決 大阪地裁」(2026年7月15日)

飲食店オーナーら2人死傷させた罪 会社員の男に懲役20年の判決 大阪
去年4月、大阪府豊中市で飲食店のオーナーなど2人を死傷させたとして、殺人などの罪に問われた男に大阪地裁は懲役20年を言い渡しました。 起訴状などによりますと、…

【速報】飲食代金をめぐるトラブルでオーナー刺殺 53歳の男に懲役20年の実刑判決 大阪地裁(2026年7月15日掲載)|YTV NEWS NNN
大阪府豊中市の集合住宅で、飲食店のオーナーを刺殺した罪などに問われている男の裁判員裁判で、15日、大阪地裁は懲役20年の実刑判決を言い渡しました。
タイトルとURLをコピーしました